ツイッターのフォロワーが2019年5月27日現在で
5000人以上というすごい数です。
これ、和歌山毒物カレー事件の林真須美の長男の
ツィッターなんです。
このツィッターがきっかけで、林真須美の冤罪説が急浮上
しているんですね。
私がまだ関西圏に居た頃に起きた事件で今でも
衝撃的に水を撒いている林真須美をよく覚えています。
連日連夜、この事件のニュースが流れていたし
水を撒く林真須美が何度も何度も流れていたから
脳裏にこびりついていますよ(汗)
実はずっと冤罪説というのは表立ってなかっただけで
ずっとあったのですよ。
長男がツィッターを始めたことで
冤罪説がスポットを浴び始めているんですね。
[blogcard url=”https://m-view.jp/wakayama-son/”]
私もそれで思い出したようなものです。
冤罪だとしたら・・・大変な事件ですよ。
冤罪説がなぜ急浮上しているのか色々調べてみました!
林真須美が冤罪だと言われるには、
やはり確証がないことにあります。
いくつか理由はありますが大きく2つの理由があります。
[box class=”box1″ title=”冤罪説の2つの大きな理由”]
- 林真須美には動機がない
- ヒ素鑑定について疑問がある
[/box]
これを警察が表に出そうとしないところに
冤罪のにおいがするというのですね。
では詳しく見ていきましょう。
和歌山毒物カレー事件の背景を思い出してみましょう。
[box class=”box1″ title=””]1998年7月25日、園部地区で行われた夏祭りで、カレーを食べた67人が腹痛や吐き気などを訴えて病院に搬送され、小学4年の男子児童と高校1年の女子生徒、園部第十四自治会の会長と副会長の4人が死亡した。
被害者は会場で食べた者や自宅に持ち帰って食べた者などで、嘔吐した場所も様々だったという。
異変に気付いた参加者が「カレー、ストップ!」と叫び、一連の嘔吐がカレーによるものと発覚した。
当初保健所は食中毒によるものと判断したが、和歌山県警は吐瀉物を検査し、青酸の反応が出たことから青酸中毒によるものと当初は判断された。
しかし、症状が青酸中毒と合致しないという指摘を受け、警察庁の科学警察研究所が改めて調査して亜ヒ酸の混入が判明した。
[center][/center]
この際、使用された毒物の組成を調べるために、SPring-8が使用された。
亜ヒ酸に含まれる特定の不純物元素の量を比較して、異同識別が行われた。
この為の重元素不純物の検出には『SPring-8の性能が必要』とされたためである。
引用元:wikipedia
[/box]
平成10年に起こった大事件です。
取材陣が連日、林真須美宅の周りに陣取って
ホースの水をまかれていましたよね。
すみませんこのシーンがやたらに印象的で・・・
だって超笑顔で水を撒いているから・・・
[center][/center]
[center]引用元:rakuten blog[/center]
ちょっといけ好かない人だと思った覚えがあるし、
この映像で、絶対この人が犯人だ!って確信した
記憶があります。
でももしこれ冤罪だったら、ほんと人間は
見た目が大事なのがよくわかりますよね。
この体系で笑顔で水を撒く映像を見せられたら
そう思ってしまうんですよね。
私もその時、絶対に林真須美が犯人だと思いました。
その時に冤罪なんて言葉聞くこともありませんでしたし。
その印象だけでなく、旦那の林健治と一緒に
ヒ素を使った保険金詐欺を繰り返していた悪行が
見つかって、なおさら印象が悪くなったのです。
実際、悪いことをしていたので、あの映像をみて
いけ好かないって感じても仕方ない事かもしれません。
保険金詐欺で人は死んではいないんですね。
だからいいってことじゃないんですが・・・
[box class=”box27″ title=”傍聴席希望者最高記録”]
なんとこの事件の傍聴席をめぐって希望者が5220人という
無名の一般人での記録としては最高記録なのです。
1位はオウム真理教事件の麻原彰晃
2位は覚せい剤取締法違反の酒井法子
これについで林真須美が最高記録という事です。
(当時においての記録数)[/box]
のりピーの時と同じ頃だったんですね。
もう21年が過ぎたんですね。
余談でしたが、それほど注目を集める強烈キャラだったんですよ。
若い頃は美人さんだったんですけどね。
太るとこうも変わります。
あ、また余談でした(汗)
容疑者として逮捕、起訴された林真須美は、
2009年に最高裁で死刑が確定しました。
当時37歳でした。
今は・・・58歳ですね・・・ (驚)
事件の背景を思い出したところで、さらに詳細を見ていきましょう。
林真須美が死刑確定となった理由はなんでしょうか。
それにはいくつかの理由があります。
- カレー鍋に混入されていた亜ヒ酸と被告人の自宅等にあった亜ヒ酸が同一であること
- 被告人が午後0時20分から午後1時までの間、1人でカレーを見張っており、カレー鍋に亜ヒ酸を混入する機会があったこと
- 他の時間帯において、他の者が亜ヒ酸を混入する機会がなかったこと
- 被告人およびその家族がカレーを食べていないこと
- くず湯事件をはじめとして、被告人が過去、飲食物に亜ヒ酸を混入して他人を殺害しようとしたという類似の犯罪を行っていること
引用元:判決文
その中でも決定打となったのが毒物の鑑定です。
[box class=”box1″ title=”死刑確定の理由”]ヒ素鑑定[/box]
ヒ素鑑定が死刑確定になった一番の理由です。
和歌山カレー事件が起きた時、林夫妻が保険金詐欺を繰り返す
悪行を働いていたことが明るみにでます。
その詐欺に使われていたのが「ヒ素」でした。
旦那の林健治と一緒に保険金詐欺罪で逮捕されました。
林健治は6年の刑を経て現在は出所しています。
林真須美はもちろんこの詐欺罪で逮捕されたのですが、
本当は、カレー事件の容疑者として逮捕されていたのです。
カレー事件が発生した当初は、「集団食中毒」と言われていました。
しかし被害者の吐しゃ物や体内から「青酸化合物」が検出されました。
その1週間後に「ヒ素」が検出され2種類の毒物が混入していた事が
明らかになります。
検察は「ヒ素」が発見されたことから、林真須美とカレー事件を
結びつけました。
動かぬ証拠とばかりに、「ヒ素」「ヒ素」と報道されていました。
「青酸化合物」という言葉はいつの間にか消え失せていき、
だれも口にすることがなくなっていました。
怖いですね、こうやって人の記憶から消えていくものなんですね。
最終的には「青酸化合物は混入されていなかった」と
報道されていました。
どうしても林真須美とヒ素を結び付けてしまいたかったのでしょう。
検察側の陰謀なのか、ミスなのか、思い込みなのか、
もしその辺が今明らかになったら警察の隠蔽や落ち度につながるため
決して明るみにはでないでしょうね。
動かぬ証拠を突き止めるために、争点である「ヒ素」について
東京理科大学理学部応用化学科教授の中井泉に「ヒ素鑑定」を
依頼したんです。
旦那の林建治が所持していたドラム缶のヒ素と
事件現場で押収された紙コップについていた
ヒ素の鑑定がされました。
スプリング8(SPring-8)という施設を使用して
鑑定をした結果が「同一である」というものでした。
[box class=”box23″]スプリング8(エイト)とは?
Pring-8(スプリングエイト、Super Photon ring-8 GeV)は、兵庫県佐用郡佐用町光都一丁目1番1号、播磨科学公園都市内に位置する大型放射光施設。
電子を加速・貯蔵するための加速器群と発生した放射光を利用するための実験施設および各種付属施設から成る。
名前の8は電子の最大加速エネルギーである8GeVに因んでつけられた。
ちなみに、一般見学もできるようです。
引用元:wikipedia[/box]
この結果をもって検察が、林真須美が自宅台所にあったヒ素を
紙コップに移し入れて運び、カレー鍋に混入したという筋書きを立てました。
詐欺罪とともにカレー事件の容疑者として再逮捕されたのです。
「ヒ素鑑定」の結果が林真須美の死刑が確定した
直接の理由となりました。
[box class=”box27″ title=”同一である意味”]
この鑑定結果は、「同一の工場が同一の原料を用いて同一の時期に製造した亜ヒ酸である」という意味でした。[/box]
同一であるという意味が本当にただ単に同一の工場で製造したものを
裏付けるだけのものだったとしたら、死刑確定の理由にするには
おかしな事となりますね。
素人の私が聞いても、それはちょっとどうしてなの?と
疑問を持ってしまいます。
裁判では、確定がない限りは白なんですよね。
だから本来なら、この鑑定は犯人と断定する確定的な
材料ではないわけですよね。
なのに、死刑確定となったのは異例なのではないでしょうか?
[box class=”box1″ title=””]2002年12月11日に開かれた第一審判決公判で、和歌山地裁(小川育央裁判長)は被告人・林の殺意とヒ素混入を認めた上で「4人もの命が奪われた結果はあまりにも重大で、遺族の悲痛なまでの叫びを胸に刻むべきだ」[/box]
この判決を受けて、弁護側が、大阪高等裁判所に即日控訴し、
2004年4月20日に開かれて、2005年6月28日の控訴審判決で
大阪高裁は「カレー事件の犯人であることに疑いの余地はない」
として死刑求刑としました。
[box class=”box1″ title=””]2009年4月21日に最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は「鑑定結果や状況証拠から、被告が犯人であることは証明された」と述べ、林側の上告を棄却した。
林被告人は2009年4月30日付で死刑判決の破棄を求めて最高裁第三小法廷に判決の訂正を申し立てたが、申し立ては同小法廷の2009年5月18日付決定で棄却されたため、同日付で林の死刑が確定した。
これにより林は戦後日本では11人目の女性死刑囚となった。
引用元:wikipedia
[/box]
それでも林真須美は、詐欺罪は認めたもののカレー事件に
関しては一貫して無実を主張し続けているのです。
でもそれで20年がたったわけです。
20年前の事件の確定的な証拠って今更あげられるもの
なのでしょうか。
その年月をかけて今なぜ冤罪説が急浮上しているのかというと
林真須美の長男がツィッターを始めた事にあります。
[center][/center]
[center]引用元:産経[/center]
林真須美には子供が4人いました。
男の子2人と娘2人です。
二女に関しては、あらぬ噂で真犯人ではないかという
内容も流れていましたね。
その長男が最近テレビ出演やインタビューにも
積極的に応じているのです。
そのツィッターに野次がすごいかと思いきや、
冤罪説を支援する声が増えているのです。
@wakayamacurryのアカウントでツィッターを発信しているのを
早くも5000人超えのフォロワーがいます。
[center][/center]
20年たってもまだこの事件への関心度が高いことにも
驚きました。
長男がツィッターで林真須美から届いた直筆の手紙などを
公開しています。
ただ、誤解のないように記載しておきますが、
冤罪をめちゃくちゃ訴えてるとか、被害者ぶってるとか
そういうのではないのです。
母親の詐欺罪に関しては重く受け止めているようですし、
カレー事件に関しても死刑確定を受け止めています。
でも息子として感じる母親の性格などを熟知しているところから
本当に冤罪ではないのか?とは感じているようなのです。
林真須美はヒ素を使って詐欺罪を働いていたのは
お金が目的でした。
庭でホースの水をまいていた林真須美の詐欺罪御殿は
立派な家でしたもんね。
[center][/center]
[center]引用元:ホウドウキョク[/center]
ブランド物のTシャツを着ていて、いい暮らしぶりでした。
しかし、カレー事件に関しては、林真須美にとって
お金が入るわけでもなく、大量殺害をする理由がわからないと
いうのが本音なんでしょう。
お金のためだったら考えられないこともない(それも怖いけどw)
でも、カレー事件に関しては、どうにもグレーすぎる点が
多いとも思っていることから、発信をしているようです。
しかも、冤罪説を支援している人が増えているというのが
なんかすごいです。
実は、当時の和歌山県の町内の人たちの中にも
動機がはっきりしないので、おかしいのでは?という
声も多いのだそうです。
林真須美がずっと無実を訴え続けている直筆の手紙をみると
やっていないという事を書き綴っていますね。
[center][/center]
[center]引用元:ツィッター[/center]
冤罪説の争点となっているのは、やはり死刑の決定打となった
「ヒ素鑑定」です。
事件当時、「スプリング8」で結果が同一としたことで
裁判所も検察もその結果をひっさげて死刑を求刑していました。
しかし、冤罪説を唱える創編集社の篠田氏が
言っていた言葉を借りると、ヒ素鑑定が決定的な
証拠とは言い難いというのがわかります。
[box class=”box1″ title=””]検査期間が短すぎたし、十分なことがなされていない、
シロアリ駆除のためにその地域でいろいろな人が使っていて、
林家以外でも使われていた可能性がある。
他の家にはないと立証されていない。[/box]
そこで、ヒ素鑑定を再度実施することを弁護側が依頼しました。
ヒ素鑑定をしたのは、河合潤京都大学の中井泉教授です。
「大型放射光施設SPring-8」で行われました。
[box class=”box27″ title=”ヒ素鑑定の結果”]「林宅で見つかったとされるヒ素」と「犯行に使われたとみられる紙コップに付着したヒ素」
これが「異なる物」と判明したのです。
[/box]
この結果をもとに弁護側は、2013年2月に「再審請求補充書」を提出し、
2014年3月には河合潤京都大学の中井泉教授によるヒ素の鑑定書を
和歌山地裁に提出しました。
ところが、2017年3月27日、地裁の答えは・・・
それだけで有罪認定に合理的な疑いが生じるわけではないとして、
再審請求を棄却しました。
なんでだろう?
そのあと、大阪高裁に即時抗告を行うとともに、
最初に「ヒ素鑑定」を行った中井泉らを相手取り、
6500万円の損害賠償を求める民事訴訟を提起しました。
民事訴訟で再審への道にかけた弁護団の策です。
[box class=”box23″]篠田氏とは?
「和歌山カレー事件――獄中からの手紙」という本を出版した
創出版社の編集長です。
当時、林真須美や林建治に取材で何度も接見をしていて
マスコミや検察の一方的な意見からではなく林家を見てきた
人物なのです。[/box]
林真須美という人物像
マスコミやそのニュースを見ている私たちは、
素顔の林眞須美を知らないわけです。
どうしても「ホースで水をかけている林眞須美」しか知らないのです。
テレビを見ていたら、いつの間にか林真須美をいかにも悪いことをしそうと
いうイメージを持ってしまいます。
実際、わたしはそう思っていました。
悪いけど、今でも半分そう思っています。
でも色々事件の真相を調べていたら、本当に冤罪説は
ありうるかもしれないと思っています。
ロス疑惑の三浦和義って覚えていますか?
自分で足撃った人w
あの人が林真須美を応援していて何度も接見をしてアドバイスをしていました。
三浦和義は、いわゆる冤罪事件で罰せられるところを
「カミソリの弘中」こと日産のゴーン被告の弁護士に依頼し、
逆転無罪を勝ち取った男です。
この人も見るからに怪しい人に見えるんですよ。
本当に冤罪かなって思ってしまうくらい(あくまでもイメージですよ)
その三浦和義が生前、林真須美を支援しているのですから
冤罪についていろんな知恵が授けられたと思います。
その三浦からすすめられて編集者の篠田氏が
林真須美により接見するようになりました。
すると、林真須美はイメージとは違い「普通の明るいおばさん」だったのです。
その時に夫の林健治から言われた言葉があります。
[box class=”box1″ title=””]確かに私らは保険金詐欺をやって大金を手に入れた。
億という金を持った。
だからこそ、一銭にもならない殺人なんかやりません。
やる意味も必要もありません。[/box]
殺しで捕まってしまったら贅沢な生活を捨てないといけないリスクをおかしてまで
一円にもならない無差別殺人など起こすようなバカなことはしないと言うのです。
ごもっとも!!
林健治の言う言葉の説得力(笑)
[center][/center]
[center]引用元:アサ芸プラス[/center]
というか保険金詐欺を正当化してるなこれw
それにしても、あの夏祭りで毒物カレー事件が起きた
すぐ近所にヒ素を使用した保険金詐欺をしている夫婦がいたなんて
ものすごい偶然ですよね。
カレー事件が起きなければ、保険金詐欺が明るみに出ることが
なかったかもしれないのですから。
ふと思ったのですが、保険金詐欺にあった人の
知り合いとか(本人は体悪くしてるから無理だろうから)が、
仕組んだ仕返し?だったりして・・・
ドラマの世界のようです。
妄想をし始めると取り留めないのでやめておきますが、
林真須美なら絶対お金にならないことを、復讐とかそんな
動機がないのに、リスクを冒してやるわけないと思えます。
ヒ素鑑定の他の冤罪説の根拠
ヒ素鑑定が不確かな証拠だとし冤罪説が騒がれていますが、
そのほかにも死刑確定された理由がありました。
その理由がなぜ冤罪だといわれるのかをまとめます。
被告人宅等にあった亜ヒ酸が使われたとしても、これに接触できる人は被告人の家族を含めて20人近くに上る。
しかも夫は当時、亜ヒ酸をプラスチック容器に入れて、夏祭り会場に面した貸ガレージに置いていた。
このガレージは施錠されておらず、誰でも入ろうとすれば入ることができたのである。
被告人が午後0時20分から午後1時までの間、1人でカレーを見張っており、カレー鍋に亜ヒ酸を混入する機会があったこと
被告人はずっと次女と一緒であった。
次女もずっと一緒だったと証言している。
被告人と見張りをバトンタッチした女性も、次女と被告人がガレージの中で一緒に並んで座って、なごやかに話をしていたと証言している。
近所に住む女子高生は「午後0時から午後1時にかけて、白いTシャツを着て首にタオルを巻き、髪の長い女性が、1人でカレー鍋の周りを歩き回り、西鍋の蓋を開けた。そして、その女性は被告人であった」と証言している。
しかし、被告人が着ていたのは黒のTシャツである。
首にタオルを巻いてもいなかったし、髪も長くなかった。
白のTシャツを着て首にタオルを巻き、髪が長く、そして西鍋の蓋を開けたのは、実は被告人の次女だった。
女子高生は被告人と次女を見間違えたのである。
次女は当時、体重約70キロ、身長約160センチと被告人とよく似た体型で、しかも白のTシャツを着て、首にタオルを巻いていた。
近所の女子高生は、被告人と次女を同一人だと見間違えたものである。
この目撃証言は、被告人が犯人であると疑わしめるものではなく、むしろ、次女の証言を裏付けるものである。
また、その場所には、4歳になる1番年下の子供もいたのである。
しかも次女は、鍋は違ったとしてもカレーの味見をしたのである。
もし、被告人が毒物を混入したとすれば、そのような危険な場所に子供を連れて行くであろうか。
他の時間帯においては、他の者が毒物を混入する機会がないとされていることにも、重大な疑問がある。
原審判決は、被告人の場合以外はすべて複数の者がカレー鍋を監視していたことを理由に、被告人が監視していた時間帯以外に毒物を混入する機会はなかったとしている。
カレー鍋は午後3時にガレージから夏祭り会場に運ばれた。
そこでは夏祭りの準備が行われており、多数の人が出入りしていた。
そして午後5時からは蓋が取り払われ、再度加熱されて、入れ代わり立ち代わり木のしゃもじで1時間余りにわたってかき混ぜられた。
これらの間に、誰かが毒物を混入するすきが全く生じなかったとは断定できない。
被告人およびその家族がカレーを食べていないとされていることは、被告人が疑わしいとされる理由にならない。
確かに、被告人およびその家族はカレーを食べていない。(次女はガレージでは味見しているが)
しかし、それは被告人の夫が急遽予定を変更して、被告人や家族を連れてカラオケに行ったからに他ならない。
被告人は長女と三女を家に残してカラオケに出かけている。
しかも出かけるにあたって、子供たちにカレーを食べないようにとは指示していない。
そして、子供たちのために晩ご飯も用意していない。
もし被告人が毒物を混入していたとすれば、何らかの指示をしないはずがない。
このこともまた、被告人が犯人でないことを証明する有力な証拠である。
引用元:yahoo
どうしても冤罪説を立証させたい弁護団が、
最初にヒ素鑑定をした東京理科大学理学部応用化学科教授の中井泉らを
相手に民事訴訟を起こしました。
これが今後の展開の突破口の望みというところです。
これだけの冤罪説の理由がことごとく揃っているのに
大坂最高裁は拒否し続けられるのでしょうか。
明らかにヒ素鑑定の結果から犯人断定できるほどの
確証がないにも関わらず、死刑確定をした検察、裁判の
責任は大きいはずです。
そうおいそれとは、認めないはずです。
ふと思ったのですが、2017年に父親が実の娘に
性的虐待を行い、その悪行を認めたにもかかわらず、
無罪判決を出した名古屋地裁の事件をご存知ですか。
[blogcard url=”https://m-view.jp/ukai03/”]
この時、なぜ無罪とされたかというと、
[box class=”box27″ title=”裁判の原則”]「疑わしきは罰せず」[/box]
この刑法にのっとり、確実に実の父が娘に虐待をしているのを
認めつつも、抵抗しきれないほどの支配下にはなかったと
という事で父親が無罪になっています。
これが刑事裁判における原則だからなのです。
[box class=”box23″]
疑わしきは罰せず
ラテン語の直訳から「疑わしきは被告人の利益に」ともいう。
刑事裁判においては検察側が挙証責任を負うが、被告人に不利な内容について被告人側が合理的な疑いを提示できた場合には被告人に対して有利に(=検察側にとっては不利に)事実認定をする。
引用元:wikipedia
[/box]
少しでも疑わしいところがある場合、実刑になどできないのが
裁判の原則なのに、林真須美はこれだけの疑わしき事象があるのに
死刑確定になったのです。
これは冤罪説は本当にあるかもしれません。
弁護団がどこまで検察側の一方的な筋書きを
押し通したかを立証できるかですよね。
控訴を却下され続けているだけに、民事訴訟の面から戦う事に
なりますが、うまくヒ素鑑定の結果を武器に疑わしき点を
追及していくとおもっています。
個人的に、冤罪説は大いにあるように思っています。
- 死刑確定の決め手は「ヒ素鑑定」
- 再度のヒ素鑑定の結果は林真須美宅で所持していたヒ素とは同じものではなかった
- 林真須美は保険金詐欺にヒ素を使っていたことで世間で一気に犯人に仕立て上げられた
- 林真須美は20年以上も無実を一貫して訴えている
- 長男が林真須美の直筆の手紙などを公開するツィッターを始めたことで支援者が増えている
- 弁護団はヒ素鑑定について民事訴訟を起こし、冤罪説を立証させる姿勢である