流星群の中ではもっとも長期間観測できる流星群です。
みずがめ座δ流星群が観測できる7月は、
1年の中で最も流星群観測のシーズンでもあります。
その分観測するチャンスは増大しますよね。
今年に入って流星群を見れるチャンスがいくつかありましたが
雲に覆われてせっかくのチャンスを逃してきた私は、
今度のみずがめ座δ流星群に期待をめちゃくちゃしています(^^)/
みずがめ座δ流星群は長期的に観測ですきますが
やはりピーク時間に観測するのが一番チャンスが大きいので
要チェックでぜひ皆さんも流れ星を見ましょう~。
みずがめ座δ流星群のピーク時間と東京からの方角は?
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詳細を見ていきましょう。
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Contents
- 極大ピーク時間
- 東京から見える方角
- みずがめ座δ(デルタ)流星群とは
- まとめ
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極大ピーク時間
みずがめ座δ(デルタ)流星群の最大ピークは、
2019年7月30日です。
しかし、このみずがめ座δ流星群というのは少し
ややこしい流星群で、極大があまりはっきりしないのです。
最大のピークは7月30日ですが、放射点が高くなり始めるのは、
7月28日の21時頃から明け方まで(明るくなるまで)です。
観測できる期間が長いのです。
そのため極大時が難しいということなんです。
その中でも午前2時頃が放射点は南中するので、
最大のチャンスで観測したい方はこの時間を
狙うのをお勧めします。
流星群は7月から8月にかけて一年で一番
流れ星が見れる次期でもあるのです。
2019年の観測はチャンス大とここで大きくお伝えしておきます。
[say img=”https://m-view.jp/wp-content/uploads/2019/06/illustrain04-neko09-150×150.png” alt=”じゃいあん” width=”150″ height=”150″ class=”alignnone size-full wp-image-7215″ / name=”じゃいあん”]ビッグチャンスを見逃すな![/say]
なぜなら、月が昇るのは夜明け前ですので、
月あかりに邪魔される心配がないからです。
日没後から夜半過ぎまでは好条件なのです!
せっかく晴れても月明かりで見えないという事も
ありましたが、絶好の月齢日和なんです。
月齢は27です。
[box class=”box23″]月齢27とは?
新月頃30日なので「みそか」。
月末を「晦日(みそか)」というのはこのため。
また「晦日(つごもり)」ともいう。
ちなみに「つごもり」は「つきこもり」が転じたもので、月が姿を見せないのでこう呼ばれた。
引用元:http://koyomi8.com/
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観測のチャンスがあるという事です。
実は、みずがめ座δ流星群のピーク時には、
同時期に他の流星群も活発化するため、
更に観測のチャンスが広がるのです。
だから2019年はみずがめ座δ流星群は
絶好の状況なのです。
これは見るしかないですよね。
だいたい1時間に3個くらいがみずがめ座δ流星群の
平均的な流れ星の数ですが、先ほど言ったように
他の流星群が同時期に流れるため、1時間に10個以上を
期待できるというわけです。
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期待が膨らんできたところで、もう一度時間をまとめて
おきますね。
[box class=”box1″ title=””]2019年7月30日の
午前2時頃がピーク(放射点がこの時間に南中するため)
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ところで、みずがめ座δ流星群の他に
同時期に活発化する流星群があると言いました。
それが下記の流星群たちです!
この時期密集してますw
- みずがめ座δ流星群
- 南流星群
- やぎ座α(アルファ)流星群
- ペルセウス座流星群
- はくちょう座κ(カッパ)流星群
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7月30日から8月18日にかけて5つの流星群が
流れちゃうんですよ。
この中では一番ペルセウス座流星群の極大が
メインとなりますが、同じ時期に重なる可能性が
高いためみずがめ座δ流星群の極大に1時間に10個以上を
期待できるのです。
[blogcard url=”https://m-view.jp/peruseusu/”]
7月30日に、みずがめ座δ流星群とやぎ座αが、
8月12~13日に、ペルセウス座流星群が
8月18日に、はくちょう座κ流星群が活発化します。
チャンス続きですね。
また場所によっては、天の川も見えるので、
ロマンチックな天体ショーも期待できます。
東京から見える方角
方角はどこからでもOKなので
自宅から近い場所で街明かりがないところを
選ぶのがベストです。
例えば公園とか小高い丘とか高めのビルの上とか
川沿いなど少し高い位置にあるとさらにいいですね。
放射点が西南西となり、放射点から流れ星が
飛び出すためその方角を見ると確率も高まります。
視界の広がった明かりのない場所では
1時間に30個も期待できるのですが、
東京だとさすがに1時間に10個くらいですね。
[box class=”box27″ title=”ポイント”]空を見始めたら最低でも15分は
頑張ってみている事です。
目を慣らすのもそうですが、しばらくの時間は
見ていないと流れ星がいつ飛び出してくるか
わからないので、頑張ってみましょう。
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[box class=”box23″]放射点とは?
一つの流星群に属する流星が天球上の1点から放射状に飛び出すようにみえる点。
流星群に属する流星体はすべて平行してその軌道上を運行しているので、地球大気に突入して発光するのを地上から見ると、透視効果によって1点から放射状に飛び出すように見えるのである。
しかし完全に平行でないことが多く、点とはいえ、一定の面積をもっている。流星群はこの放射点が位置する星座の名を付して、たとえばペルセウス座流星群、しし座流星群のようによばれる。
また、流星群の分布が広く何日間も出現が見られるような場合には、地球と流星群の軌道が交差する角度がしだいに変わっていくために、放射点が移動していくのが見える。
引用元:日本大百科全書(ニッポニカ)
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ところでみずがめ座δ(デルタ)流星群ってどんな特徴がある流星群なの?
冒頭あたりでみずがめ座δ流星群の極大が
あまりはっきりしないと書きましたが、
みずがめ座δ流星群が少し変わった特徴を
持っているからなのです。
みずがめ座δ流星群とは?
みずがめ座δ流星群は実は4つの流星群から
成り立っています。
- みずがめ座δ南流星群:7月30日
- みずがめ座δ北流星群:7月26日
- みずがめ座ι南流星群:8月5日
- みずがめ座ι北流星群:8月20日
南流星群を除く流星群は、小さな活動をしています。
この中で、今回観測をお勧めしている
みずがめ座δ流星群というのは南流星群の事になります。
その次に活発なのがδ北流星群となりますので
7月26日からは毎日空を見上げていると
流れ星見えますねきっと!
まとめ
- 2019年7月30日の午前2時が極大(ピーク)
- 東京からはどの方角もOK
- 放射点は西南西
- ピーク以外でも21時から明け方までは観測チャンスあり
- ピークは7月30日だが28日の21時頃から活発し始めるので見れる期間は長い