やってみたいブランドの店長としてチャレンジしようと決めたら、まずは面接を突破することが第一の目標となりますね。
10年前くらいは、履歴書だけだった常識が、最近はアパレルでも職務経歴書が必須のところが多くなりました。
私はアパレルの場合、職務経歴もちょっと面白みがあるほうがいいなと思っていたんです。
面白みというのは、その人なりが分かるようなちょっとしたエピソードや実績などを書いてみようと思ったんですよね。
接客業なのでお決まりの書き方では、多分伝わらないだろうなと思ったんです。
それが褒めてもらった上に、面接を突破できたので何を書いたかを書いてみます!
面接を突破するための職務経歴書って?
面接で聞かれる質問は、履歴書より職務経歴書を見ながらされることが多かったです。
履歴書でかけない今までの自分の仕事の軌道を詳細に書いているからですね。
私が書いたのは、下記の4つがメインでした。
- 挨拶文
- どんなターゲットのブランドで働いていたか
- どれくらいの売上実績があったか
- 仕事内容
挨拶文
売上実績や業務内容などは、実際どの職務経歴書でも書く内容だと思うんですが、提出する時に、面接官が一旦、履歴書と経歴書を預かって奥へ引っ込むでしょ。
あれは奥でしっかり履歴書と職務経歴書に目を通しているんですよね。
そこで好印象を与えるために、挨拶文を一番上に添えました。
実は、挨拶文をつけたことで、すごく褒めてもらいました(^^)!
丁寧さと、やる気と、店長としての素質も見抜かれてしまうところかもしれないです。
私は、アパレルに入ってから、店長をまかされるようになるまでとても早かったこと、新店舗たちあげで関西で一番の売上を取ったことなどを自己アピールとしてさりげなく、4行くらいに収まるように書いたんです。
そしてなぜ、このブランドを選んだのか、なぜここで店長をやりたいのか、何をきっかけでこのブランドのファンになったのかを書いて、重複しますがと、口でも改めて伝えたんですよね。
とてもよく話を聞いてもらえたし、質問もたくさんしてもらえたので、つかみはOKという感じでしょうか(笑)
挨拶文といいつつ、自己アピール文ですね!
どんなターゲットのブランドで働いていたか
大枠は、ネットで拾ってきた職務経歴書のフォーマットを使いました。
働いてきたブランドの特徴、ターゲット層、どこの店舗、役職、何名体制だったかをブランドごとに記載。
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- 〇〇〇〇〇(ブランド名)30代~のキャリア層の方がメイン
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- 〇〇百貨店勤務 役職:副店長
- 4名体制で、店長、副店長、2年目のスタッフと新人
というような、よくある書き方ではありますが、ここは詳細が分かればいいところだと思います。
この書き方でも、どんな仕事をしてきたか面接官は見抜いているそうですよ。
どれくらいの売上実績があったか
月平均600万円、セール時期は、1000万円というふうに数字にしたんです。
売上実績が低かったブランドの時には、何か百貨店から褒められたことをプラスαで書き足しておくと、気をそげるというか、姑息な手段ですが、意外と効果的でしたよ。
私が書いたのは、百貨店から売上進捗率が上位だったと褒められたこと。
お客様へDMや電話でアプローチをかけて、来店数を増やしていった事、一人のお客様がまとめ買いするという客単価が良かったことを盛り込みました。
全体的にいい数字でなかったところは、伸び率を褒められた事を書いて自分をフォローしました(笑)
百貨店から褒められるのは、会社にとっても評価がすごく高くとられます
仕事内容
私は、スタッフ教育をメインに書いてみました。
スタッフは3名いて、サブ以外のスタッフへの教育熱心さをアピールです。
店長は、スタッフ教育も大事な仕事なので、店長の素質があるように書きました。
長々と文面にすると読みづらくなるので、簡潔な書き方がいいかなと思います。
例えば、スタッフ教育(素材、お直し、顧客管理、在庫管理を中心にレクチャー。在庫の把握をしっかり取れることになった事で、お客様のご要望にすぐに応えられるが他のスタッフよりも向上し、売り逃しが少なくなった)というような、教育したことで、成功した事例を書いてみたんです。
この部分で面接官も、ホホォ~とうなずいていたので、好感触!
業務を書いた後に必ず、向上したことを簡単で分かりやすくプラスする書き方です。
面接時に聞かれる質疑応答にどう答えるか?
私のいけないところは、聞かれた質問に対して、面接官が聞きたい答えにたどり着く前に、だらだらしゃべってしまうことです。
自信のなさを露呈するように取られてしまうんですね。
過去の経験からも自分で分かっていたので、ここは意識的に、単刀直入の答えをするように徹しました。
例えば、「売上はどれくらい月平均とってたの?」って聞かれたら、「月平均600万円です。セール時には1000万円を越えました。」と答えました。
数字にしてしまうと分かりやすいですよね。
多分面接官もそこが聞きたいですし、回りくどく言えば言うほど自信がないと思われるような気がします。
この数字をはっきり言う方法は、すごくいい方向に流れました。
チャンスがあれば、この数字を認められて、新店舗を任されることになりましたなどと、さり気なくアピールも入れちゃいます(^^)
とにかく、何の迷いもなく自信持って、単刀直入に答えたことが、良い結果に結びついたと今でも思っています。
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あまり長ったらしく言わないことに徹していた私は、一言だけアピールしました。
「お客様から、あなたとってもこのブランドを愛してるのね。それが伝わってくるわ。だから私はあなたの勧めてくれるものを買うのよ。と言っていただいたことが、一番忘れられないです。」と答えました。
自分でもその言葉がいいアピールになったなあと思ったし、印象に残ることを考えてみるといいかもしれないですね!
実際、この言葉は今でも忘れられない嬉しかった言葉です。
今までの実績
やっぱりなんと言っても、実績が欲しいのが会社ですから、どうやって実績を作ったのかを、聞かれます。
私の場合、どちらかというと、情熱と愛で売っていたので、形に出来ない、言葉にできない実績の積み方だったんですよね。
でもそれでは伝わらないので、客単価を上げてきましたと答えましたけど、客単価を上げるのは、情熱と愛で上げられるんですよ実際のところ。
顧客様とは、信頼関係で成り立っているので、情熱と愛を持っている人から勧められるものって、実際の何十倍は価値が膨らむと思うんですよ。
自分で言っててうぬぼれに聞こえるかもしれませんが、私の顧客様はすべて、そこに惹かれて、来店すればトータルでまとめ買いをしてくださってたんですよね。
その辺のことも言いながら、客単価アップしたことを言ったら、意外とアパレル業界では通用したりします。
ロジカルなことを言えれば本当は店長として満点だったんでしょうけどね。
一番大切にしているもの
お客様との信頼関係を一番大事にしています。
お勧めでお買い物くださるというのは、信頼されている証と思います。
それで何十万とお買いものをしてくださるお客様がとても大切です。
なんて熱く語りました(^^)
熱い人は嫌われることはあまりないと思いますので、語ってみるのもお勧めしておきます!
面接へ突破するための職務経歴書はどう書くのかのまとめ
私が面接を突破できたのは、上で書いてきたような内容でしたが、全員に当てはまるわけではないですけど、要点をまとめると、
職務経歴書は、理路整然と書いた後には、短めに成果を書くようにした事。
挨拶文をつけて、自分の事とこのブランドがこれだけ好きなんですということをコンパクトでありながら、濃密に書く事。
それを面接で職務経歴書に書いたことを肉付けして答えていった事。
これで私は、第一希望であるブランドから採用をゲットしました(^^)
職務経歴書は、文字だけの書面ですが、いかに自分のやってきた業務がその会社で役に立つのか、情熱ややる気をアピールできるかが、採用へのポイントだと思いました。
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