その年の世相を一言にまとめあげたような流行語大賞ですが、一体誰がどうやって決めているのでしょうか?
十人十色で流行語大賞の印象は随分違ってしまいますが、大体の人が納得するような言葉が決定されているとは思います。
長年の謎に思っていた誰が決めているのかをまとめてみました。
- 流行語大賞を決めている人がだれか
- 審査委員は誰がしているのか
- 流行語の収集はどのようにしているのか
- 流行語大賞が決まるまでの流れ
流行語大賞は誰がどうやって決めているの?
ユーキャンが主催して決定しているんですよ。
主催をしているイベント会社の編集部員たちによって決定されています。
「現代用語の基礎知識」ってご存知ですか。
この本の編集長の清水均氏、編集部員4名、外部のイベント会社3名の、計8名で主催されています。(変動もあり)
なんと、主催者とは別に、選考委員が決定されるんですね。
選考委員の選定もされている
選考委員も決定をしているんですね。
各界著名人ということで幅広く人選をされています。
毎年すこしずつ人選は変わっていますが、編集長の清水氏はずっと30年以上関わっているようです。
最近の選考員は次の7名です。
姜尚中(東京大学名誉教授)
金田一秀穂(杏林大学教授)
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
俵万智(歌人)
室井滋(女優・エッセイスト)
やくみつる(漫画家)
清水均(『現代用語の基礎知識』編集部長)
俵万智さんはぴったりな人選ですね。
言葉を仕事にされている方ですので納得です。
やくみつるさんは、流行語大賞だけでなく、サラリーマン川柳の審査員もされているんですよ。
やくみつるさんって誰もが認める文化人なんですね。
選考委員の他に、流行語の選出をするために参考にされている大元の本があるんです。
流行語の選出には欠かせない本がある
現代用語の基礎知識というのは、毎年末に出版される本です。
その時代を象徴する言葉を、厳選した事典1冊の本にまとめたものです。
流行語大賞の元になっています。
この本の中には、毎年世間で流行している言葉がぎっしり詰まっているんですね。
では、決定までの流れはどうなっているのでしょうか。
決定するまでの流れってどうなっているの?
7月頃から最終候補にむけて準備が始まり、決定はアワード当日の3〜4週間前になります。
ちなみに随時ことばの候補は、現代用語の基礎知識の本の準備を、年間でしているため蓄積されているんです。
前半戦の言葉が不利ということにはならなそうです。
それにしても半年間もかけて流行語大賞に時間をかけているんですね。
ただ楽しんでいる私は知る由もなかったです(汗)
ところで余談ですが、日本で流行語大賞が、賞金がでるわけでもなく、格が上がるものでもないのに30年以上も続いているのはなぜだと思いますか?
流行語大賞が長く続いてるのはなぜでしょう
それは、日本人が流行を追う国民だからなんですね。
なるほど確かにそうですね。
今年はやっていても、次の流行にどんどん興味を移していきますよね。
日本人には、うってつけのイベントなのです。
また流行語大賞を意識して、1年を過ごす著名人もとても多いのです。
それはお金が発生しないエンタメだからなんですね。
平和なエンターテイメントだと思います。
まとめ
- 7月頃から半年ほどかけて大賞になる言葉を選んでいく
- ユーキャンの編集長、著名人などが決定をしている
- 大賞は賞金などは発生しないが流行を追う国民には楽しみなエンタメである
毎年楽しみな流行語大賞ですが、ノミネートされた言葉は半分以上知らなかったりするので、いかに流行を終えていないかを感じる季節でもあります(笑)
平和な笑える言葉が大賞を取ってくれるといいなあといつも願っています。
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