待望の「新聞記者」を観てきました。
はっきり言って、観ることを超お勧めします。
星マークを付けるなら間違いなく5つと言いますね。
忘れることができないラストシーンは、どう感じるか考えるかは観客に委ねられています。
ラストシーンを含むメッセージ性、監督、俳優、ストーリーなどの面からネタバレを含む感想を書きました。
新聞記者のラストシーンに込められたメッセージとは
ラストシーンで何て言っているのか?
「ごめん」と言っていたと受け取りました。
それは何を意味しているのでしょうか。
新聞記者を観た感想(ネタバレ含む)
★★★★★
ネタバレを思いっきり含みますので、まだ観ていない方はこの先は見ないでくださいね。
なんといってもこの映画の最大の見どころがラストシーンです。
エンドロールが終わっても立ち上がる事ができなかったです。
胸がくるしいというか葛藤とはこんなにも苦しいものなのかと・・・。
松坂桃李の泣きそうな顔で何かをかすかに呟やき、その対向車線に東都新聞のシム・ウンギョンが、何とも言えない表情をするところでしばしの沈黙。
そして音もなくエンドロールが流れ幕を閉じました。
この松坂桃李(杉原)の口元からこぼれたかすかなセリフを私は、「ごめん」と受け取りました。
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[center]引用元:youtube[/center]
自殺した元上司の神崎が「俺のようになるなよ」というセリフがここで蘇ってきました。
今まさに杉原も神崎と同じ道を歩もうとしているように見えました。
奥さんが破水して助けを求めていた時にそばにいてあげられなかった事、子供生まれたばかりな事、外務省へ戻り海外赴任ができる事、そのことが杉原を正義から闇へと引きずり込んだと思います。
もちろん守るものがあって、冒険ができなくなるというのは日常生活でも感じることですし、誰も責められない事ですよね。
内閣情報調査室の多田に「前言撤回するのは決して恥ずかしいことじゃないぞ」と捨て台詞を言われますよね。
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[center]引用元:youtube[/center]
あれ、ほんとにムカつきました(笑)
人の弱みに付け込んで、馬の鼻に人参ですよ。
一般の会社でもこういう事は多分にありますが、内閣府がやっている事は大きすぎて罪が重すぎるんです。
信頼していた元上司の自殺で真実を突き止めるべく正義を貫こうとした杉原も、この人参にはかなわなかったのですね。
多田の部屋から出てきて、吉岡に歩道でばったり出会うまでの、数分間の心の葛藤がセリフがなくてもこちらにまでヒシヒシと伝わってきていました。
この瞬間の緊張感たるや・・・
息が苦しくて心が痛かった・・・(泣)
どうするの?
どっちに転ぶの?
ねえどうするの?
とスクリーンを見ながらずっとそう心で問うてました(汗)
吉岡が鳴らす着信に気づきながら出なかった杉原はその時点で、70%もう決まっていたんだろうなと感じました。
杉原、あなたまでもか・・・
そう思わざる得ないですよ。
走り続ける吉岡が胸騒ぎを持ちつつ、杉原の口元をみて、絶望とも悔しさとも共感とも取れる表情をしていたんですよね。
彼女はきっと杉原を責めることはしないでしょうね。
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[center]引用元:youtube[/center]
でも、問いますよね。
「私たちはこのままでいいんですか?」
そうなんですよ、このセリフが私たち見ている観客に、問われているメッセージなんですよ。
この映画は、現在の日本の政治を模していると表現されている事も多く、確かに内容は、日本で起きている政治家の癒着や文書改ざん、二次レイプなどを盛り込んでいます。
SNSでどんどん流されていく情報を見ながら恐怖を感じました。
これはフィクションかノンフィクションかというほどに、境界線が見えなくなるようでした。
もちろんフィクションでホッとしていますが、実際は・・・
内調の取材だけはどうしてもできなかったとプロダクションノートで、語られていましたが、実際映画のようなことが普通に行われているのだとしたら、私たちは何を信じてどう行動すればいいのかわかりません。
この映画を私は、単なる娯楽映画として観ました。
だから俳優や監督や音楽や映像などにとても興味をもっていて、そういうところを重視していたのですが、結局は映画が伝えてくるメッセージ性の強さに翻弄されてしまいましたね。
とにかく俳優さんがとてもとてもいいのですよ。
松坂桃李については、私はなめておりました。
イケメン若手という一括りにしていたのを今ここで詫びます(汗)
セリフを言わずとも目の動き、表情などで十分すぎるほど、世界へ惹きこんでしまう力は半端なかったです。
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[center]引用元:youtube[/center]
そしてシム・ウンギョンの演技には胸が締め付けられるような
パワーがありました。
ぼそぼそと話す猫背の新聞記者は、そのままシムそのものじゃないかと
見間違うほどで、研ぎ澄まされていましたね。
実は初めてシムを映画で見たのですが、大好きになりました。
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[center]引用元:youtube[/center]
特に、杉原と吉岡の接点ができたあたりからの二人のシーンは、ハラハラするし、胸が締め付けられるほど苦しかったです。
娯楽映画と考えるのであれば、サスペンス映画ですよ。
それぐらい緊迫感と緊張感がほとばしっていました。
私はもう一度観にいきます。
その価値はある映画だと思いました。
内閣府と新聞社の流れのような役割のような私が全く知らない世界が広がっていて、ただただ自分がちっぽけに思えました(汗)
あ、そういえば、全体のネタバレも書いておこうと思ったので軽くですが触れておきますね。
全体の感想ネタバレ
吉岡が務める東都新聞社にファックスが届いたことで、吉岡と杉原が出会うのですが、謎のファックスから
よくぞ神崎にたどり着いたなと思いました。
その神崎の自殺は物語の始まりの大きなポイントでした。
実は、吉岡の父親も新聞記者で誤報を出したことで、自殺をしていたんですね。
吉岡が父親の遺体と面会するときに泣き崩れましたが、何とも言えない気持ちになって一緒に泣きました(泣)
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[center]引用元:youtube[/center]
演技うますぎー!
いや、もうむしろ演技ではない?とさえ思えるほどでした。
彼女は新聞社を後にすると自宅で、ずっとなぞ解きをしていますよね。
なんか薄暗い部屋で一心不乱になぞ解きをする姿を観ていたら、彼女の闇部分の過去がそのシーンに表現されているようでした。
この時、まだ吉岡は新聞社内では煙たがられていたし、総理大臣官邸における記者会見では、先に書いた問題に鋭く質問をして煙たがられていました。
そんな存在であることも画面の薄暗さから、感じ取れるなと思います。
煙たがれる吉岡ですが、ああ女性だなって思うシーンがありましたね。
彼女が仕事を始めるときに、ハンドクリームをこすり合わせるように手に塗ってました。
※追記:実はこれ、ハンドクリームではなくて、
除菌ジェルのようです。
これがけっこうな割合で画面に出てきて印象的なのですが、自分への気合入れなのかと思ってみていました。
でも、よくよく考えてみると私も普段は、職場と家にハンドクリームを常備しているし、なにかっていうと塗っています。
女子なら普通のシーンです。
それだけリアリティを表現されていたと思いました。
役作りっていかに登場人物に近づけるかという事を、シム・ウンギョンも松坂桃李も言っていました。
こんな細かなところまで徹底されていて、すごいなあと感心しきり。
異端児であっても女性なのですよ。
[box class=”box23″]青いボトルのポンプ式のものを使用していましたが
何を使っているのか気になったの私だけですかね。
これかなというのを見つけました!
ヴェレダの青いボトルのボディオイルです。
でもラベルの色が少し違いますね。
ハンドクリーム代わりにオイルもよく使いますからね。
手の擦り合わせ方を見てるとオイルのようなきがしました。
ロクシタン?
引き続き探してみたいと思います。
【追記文】
なんとオイルでもハンドクリームでもなく
除菌ジェルという事がわかりました!
使っているという方がそうでないかと教えてくださいました。
ありがとうございます!解決してすっきりしました(*^^*)
確かにボトルの色が同じでポンプ式です。
まさかのライオンでしたw
画面ではラベルの部分はぼかしていたので
これでほぼ間違いないのではないでしょうか。
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一方で、松坂桃李さんのお家が、めちゃくちゃセレブリティで、うらやましすぎました~。
高層階で窓が天井から下まで大きく広がっていて、東京の夜景が自宅でソファに座りながら一望できるとか、さすがエリート官僚です。
こんな部屋で毎晩シャンパンとか飲むんですかねw
ところで、エリートの奥さんってみんな尽くすタイプで、優しくてきれいで、それでいて強いタイプが多いんですね。
杉原の奥さんも寂しいくせに強がってなんとか一人でやり切ろうみたいなところがけなげでかわいいじゃないですか(*^^*)
半沢直樹のドラマでも奥さんがそんなタイプでしたよね。
私はエリートの嫁にはなれる素質がなさそうです(汗)
吉岡と杉原が接触をはじめにするシーンが神崎の葬式です。
これを境に二人は一緒に神崎の本当の自殺の理由の追跡を始めます。
神崎の部屋のデスクの中には、ファックスが送られてきた、羊の絵と大学新設の内容が書かれた書類が見つかりました。
杉原は、神崎とは海外赴任中に上司と部下という関係で、家族ぐるみで信頼関係があったので、杉原が神崎の死の理由について内閣府に疑問を持つのは当たり前なのです。
もともと杉原は、内調で政権に不都合なニュースを、コントロールする業務についていましたが、そのひとつひとつに疑問を持っていました。
まっとうな人間なら普通はそうでしょう。
でも内調はもうみんな保身のために働いている人ばかりに見えました。
実際は、その対価がおいしいから割り切ってる人も多々いるのだろうと想像できます。
同僚なんて本当に淡々とロボットのように、情報操作していましたよね。
その中で、杉原は人間くさいというか、エリート官僚なのに、少しこっち側の人間というか、だから感情移入しやすかったかもしれません。
上司の多田から杉原は目をかけられていましたが、さすがにエリートだったからでしょうが、
吉岡と神崎の事を嗅ぎまわっているのを知られてしまい、もう立場が危ういのも認識していました。
だから吉岡が記事にしたいと杉原に言った時に、承諾したし、記事がでて誤報だと言われた時には、自分の名前を出してもいいと決断をします。
ちょっとここは鳥肌もんでした。
映画らしいというか、おおおーって感じですw
だってエリート官僚が内閣府を欺くわけですから、期待感が高まります。
そう決めてから杉原が奥さんの病院へ行き、生まれたての子供と奥さんを抱きしめて、「ごめん」と連呼します。
そばにいてあげられなかった事
これから自分が内閣府を裏切る事
今みたいな暮らしをさせてあげられなくなる事
もしかすると自分も生きていられないかもしれない事。
その思いがあふれていた言葉でした。
ここめちゃくちゃ泣けました(泣)
ラストの「ごめん」とは意味が違いました。
新聞記者の俳優陣が素晴らしい
ナイスキャスティングと俳優陣の演技力が、なんといっても、すごくいい!
俳優キャストについての感想も書きました。
俳優(キャスト)について
俳優陣がとてもいいのでこの映画は成り立っていますよね。
松坂桃李さんとシム・ウンギョンはもちろんですが、高橋和也さんが出演してたのも嬉しかったです。
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[center]引用元:youtube[/center]
春の金曜ドラマの「日本ボロ宿紀行」というドラマに出演しているのを見て、懐かしくて、活躍なのが嬉しくて(*^^*)
このドラマで高橋和也さんはいい味だしてんですよ。
しかも1話と最終回の監督を藤井監督が担当しています。
高橋和也さんが演じる神崎が自殺することでこの映画が、始まるので重要な役どころです。
監督が高橋和也さんをキャスティングしたのもいいセンスしてんなあとか思っています。
ジャニーズのアイドルだったんだからねほんとにw
あと、吉岡を支える陣野編集長の北村有起哉さんも、いつも冷静でよかったな。
新聞社の編集長ぽい!
こんな感じなんだろうなと妙に納得させられました。
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[center]引用元:『新聞記者』フィルムパートナーズ[/center]
むかーし昔に、真田広之さんと常盤貴子のドラマで「タブロイド」というのがありました。
タブロイド紙の記者の話ですが、真実を追求していく姿をちょっと思い起こさせました。
タブロイド紙の編集長もいつも冷静で、忠告をしつつも常盤貴子さんの熱意を応援するみたいな感じ。
あ、話が逸れてしまいました(汗)
そう、編集長はいつでも冷静でいないといけないものだと思いました。
北村有起哉さんって初めて見た俳優さんなんですよね。
お父さんが北村和夫ってことで家族みんな俳優さんなんですね。
三越劇場で上演される怪談 牡丹燈籠にも出演されるってめちゃくちゃ有名な俳優さんでした(汗)
そりゃあの重厚感ある演技!
ちなみに北村有起哉さんは、藤井監督の新作映画「ヤクザと家族」にも出演しています!
[blogcard url=”https://m-view.jp/yakuzatokazoku-kanso/”]
そして何より、内調の上司、多田を演じた田中哲司さんがめっちゃこわいwww
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[center]引用元:『新聞記者』フィルムパートナーズ[/center]
国民を自分たちを守るための道具にしか思ってないという。
でも実際は、彼もラストシーンで寝返った杉原と同じように、鼻の頭に人参をぶら下げられて自分を守ってきただけの人なのかもしれないなと思ったのでした。
だとすると内閣府とは何なんだろう?すべてが真っ白とは言わないけど、黒すぎるーーーー!!!
この方どこかで見たことあるなあと思っていたのですが、仲間由紀恵さんの旦那さんですー!
映画には有名な実力派俳優さんが終結していたんですね。
見ごたえのある映画になるはずです。
ところで、キャストというわけではないのですが、映画の中で原作著者の望月衣塑子がテレビニュースに出演していましたね。
望月衣塑子といえば、菅官房長官です。
嫌われていますよね菅元官房長官にw
[say img=”https://m-view.jp/wp-content/uploads/2019/06/mar.png” alt=”がーすー” width=”180″ height=”180″ class=”alignnone size-full wp-image-7216″ / name=”がーすー”]あなたに答える必要はない。[/say]
[box class=”box23″]通常の官房長官記者会見では記者の質問は1人が2~3問で10分程度だが、2017年6月8日で望月は加計学園問題と伊藤詩織の訴えに関して、40分の時間をかけて23回の質問を繰り返したことで注目を浴びるようになる。
引用元:wikipedia
[/box]
- 森友学園、加計学園問題
- 女性ジャーナリスト伊藤詩織準強姦の被害
これを映画の中では内容は少し変えていますが、まさしく誰しもが知るこの問題を風刺しています。
同時に、元・文部科学官僚の前川喜平が、テレビニュースの中でコメントをしています。
望月衣塑子がインタビューをしているんですね。
これが映画の中で幾たびか出てきます。
ご本人登場~ですw
[center]引用元:ハフポスト日本版[/center]
これをマイナスととらえる人も多いのだけど、私はドキュメンタリータッチのサスペンス映画としては面白かったと思います。
いきなり映像が波のように揺れ揺れの映し方をしていましたよね。
あれは何かの間違いではなくて、カメラワークが下手くそってわけでもなくて(笑)
マスコミのあわただしさや、内閣府の闇などを表現するひとつの方法かと思いました。
酔う寸前ですね(笑)
そう、本編に出てきた日本で起きている問題とは、彼女が取材をした問題なのです。
だからちょっとフィクションかノンフィクションかの境目が、わからなくなってしまう危険性があるんだと思いました。
映画の中の吉岡にしろ著者の望月衣塑子にしても、国民に真実を届けたいというマスコミ魂みたいのものを私は好きなんですよね。
そんな事できる人っていないでしょ。
保身なんですよみんな。
私も含めて保身に走ります。
ラストシーンの杉原も葛藤の末、保身に走りました。
どうしたらあんなに熱く戦えるのだろう。
でも吉岡が言った「私たちこのままでいいんですか?」は胸に突き刺さる言葉となりました。
だからこそ、この映画を見た人は口をそろえて「選挙に行こう」と言うのです。
映画の公開をこの時期に選んだのは意図的です。
公開当時直近の、7月21日の参院選選挙に焦点を合わせています。
映画プロデューサーの河村光庸が次のように語っています。
最後の砦である新聞メディアでさえ、現政権の分断政策が功を奏し「権力の監視役」たる役目が薄まってきているという驚くべき異常事態が起きているのです。
それと共に、そしていつの間にか暗雲のように社会全体に立ち込める「同調圧力」は、人々を委縮させ「個」と「個」を分断し孤立化を煽っています。
そのような状況下、正に「個」が集団に立ち向かうが如く、官邸に不都合な質問を発し続ける東京新聞の望月衣塑子さんの著書『新聞記者』が私に映画の着想を与えてくれました。
そしてこの数年日本で起きた現在進行形の政治事件をモデルにしたドラマがリアルに生々しく劇中で展開していくという映画史上初の試みとなる大胆不敵な政治サスペンス映画に着手しました。
そして、出来上がったのが映画「新聞記者」です。
本作は、報道メディアは政治権力にどう対峙するのかを問いかける作品です。
「これ、ヤバいですよ」「作ってはいけないんじゃないか」という同調圧力を感じつつ映画を制作し、宣伝でも多くの注目を浴びつつも記事にはしてもらえず、それでも何とか公開まで持っていこうというのが今の状況です。
引用元:yahoo news
こんなエピソードがあるくらいヤバい映画です。
[say img=”https://m-view.jp/wp-content/uploads/2019/06/illustrain10-neko28-150×150.png” alt=”るな” width=”150″ height=”150″ class=”alignnone size-full wp-image-7214″ name=”るな”]問題作と言っても過言ではないわよ![/say]
現実に私たちが暮らすこの国で起きていることだから、挙へ行って変えていかなくてはいけないという気持ちになるであろう映画です。
少なくとも私はそう思いました。
変えていけるのは国民一人一人の投票でしかないのですからね。
あ、こうゆう事書くと感想からかけ離れてるようですが、この映画はこうゆう事を考えさせてくれるという事が言いたかったのです。
娯楽として観ていた映画から、日本の政治を考えることに発展するってやっぱり、ヤバい映画です!!
ここまで来たら、もう、この映画の指揮をとった監督についても感想を言わせてください。
この話がプロデューサーの河村光庸からあった時、ためらったと言っています。
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[center]引用元:web dice[/center]
これ随分引き受けるのに勇気がいったと思います。
新聞と政治に詳しくないと描けないという気持ちで躊躇したときに、プロデューサーが言った言葉で踏ん切りがついたそうです。
「こういう映画だからこそ、藤井君たちのような興味のない世代が撮るべきだ」
その発想が新しいし、若い人へ伝えようとしている心意気を感じたそうです。
[say img=”https://m-view.jp/wp-content/uploads/2019/06/illustrain04-neko09-150×150.png” alt=”じゃいあん” width=”150″ height=”150″ class=”alignnone size-full wp-image-7215″ name=”じゃいあん”]いや、プロデューサーのセンスめっちゃいい![/say]
よくぞ藤井監督にオファーしてくれましたよ~(嬉)
個人的に藤井監督が好きなんですよね。
言葉にできない部分を映像にできる人というのかな。
風景と人物がマッチした映像が美しくて見惚れると同時に人物がものすごく浮き立って見えるんです。
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[center]引用元:youtube[/center]
このラストシーンで画面いっぱいに広がった千代田区の銀杏並木のイエローが美しくも切なかったです(泣)
あくまでも私の受け止め方だろうけど・・・
それがこの映画にはすごく生きているような気がします。
映像が独特でしたよね?
どこか第三者が見ているような映し方をしていて、ラストは息詰まる結末なのに映像が美しいのですよ。
ここに私はこの監督を若い世代に託したプロデューサーの意図を感じました。
藤井監督の「ヤクザと家族」の映画もスゴイ映画なので要チェックです!
新聞記者のラストシーン感想のまとめ
- フィクションかノンフィクションかの境目がわからなくなるほどリアリティにあふれている
- 俳優がめちゃくちゃいい
- 映画館で終わった後拍手が起きている(映画でそんな事ほぼない)
- 観客に葛藤と真実とこの先を考えさせてくるラストシーンが最大の見どころ
- 藤井道人監督の描く映像が独特かつ美しい
- 2回見に行った
好きな映画の1本に仲間入りした映画でした。
松坂桃李さんを見直した映画でもありますw