2021年1月29日に公開された
藤井道人監督の「ヤクザと家族」は
泣けましたね。
ヤクザ映画といえど家族を愛する人たちの
映画なので感動と余韻を楽しめる映画です。
早速初日に観に行きめちゃくちゃ泣いて、
その2日後に再び観て泣いたので感想を
書いてみました〜。
パンフレット読みながら余韻に
浸ってまた涙するっていうループw
映画で私が泣けたシーンを中心に
感想をまとめました。
※これから見る人はネタバレありなので
OKな人だけみてください。
[box class=”box29″ title=”おすすめ度”]★★★★★[/box]
本当のところ、ずっと泣いていたんですけどねw
その中でも特に泣けるシーンを厳選してみました。
冒頭から山本の本当の父親の葬式で
山本(綾野剛)は天涯孤独になります。
薬物で父親を亡くして薬物を憎んでいた
山本が、侠葉会から薬物を奪ったことで追われる
羽目になり拉致されてしまいます。
顔は膨れ上がり息も絶え絶えで
最終的には船で外国に臓器を売られるって
いう絶体絶命のシーンでも山本は
泣き言を言わずずっと虚勢を張っていました。
ポケットに入れていた柴咲組の組長の名刺が
あったことで命拾いをしました。
柴咲組事務所で山本に
柴咲が放った言葉ありました。
「すごく頑張ったらしいじゃないか」
「行くとこあんのか」
ここだけでも泣けるんだけどこの後
柴咲が山本の頭を撫でてやるんですよね。
そして山本が冒頭から感情があまり
表に出ていなかったのに、初めてここで
泣きじゃくります。
こんな風にされてこなかったんだろうな。
親の愛を知らずに育っている子だったんですね。
もうここでこちらも号泣です。
家族である唯一の父親を失った事で
孤独でいた山本にとってこの言葉は
どれほど暖かい言葉だったろうと想像
すると胸が苦しくなりました。
本当の父親を憎んでいたというよりは
薬物に手を出し滅びた事に嫌悪を抱いている
ように見えます。
だから薬物に手を出さないという柴咲を
慕って行くんですよね。
ここから親子の仁義をかわす
襲名式が行われて山本はヤクザと
なっていきます。
と同時に家族を得て生きる場所を
見つけたように感じました。
無気力に見えた山本がヤクザになってから
目に光が芽生え、生き生きとしているように
見えました。
侠葉会とはいざこざが絶えず、
いろいろ問題が起こっていきますが、
由香と恋に落ちます。
その落ちる瞬間がめちゃくちゃ
ドキドキしました。
いざこざが治って飲み始めるところで
クラブの女性が席に着き、山本の隣に
座った由香が手の怪我を治療してあげました。
この気遣いって男性にとっては
きゅんとなるところじゃないですかw
山本だってこの瞬間、由香に恋をしましたよね。
その瞬間を綾野剛の目がきゅん
していて何かわからないけど
泣けてしまったんですよね。
何かピュアというか、運命というのか
恋に落ちる瞬間はいつだって美しいです!
こんなに威勢のいい山本が女には奥手
というギャップもそうですが、初めて
女性に恋をしたかのようなときめき。
もうキュンキュンしすぎて泣けた。
好きなくせにちゃんと言えないから
実力行使に出たりして裏目を踏んでしまう
不器用さもまた可愛くて仕方ないところでした。
由香は思った以上に気が強い女性で
山本とはバランスがいいなと思いました。
この後、山本は若頭の身代わりで
刑務所に入ってしまいます。
そして刑務所から出た時には14年という
歳月が流れていて2019年になっていました。
2019年と言えばつい最近の事ですよね。
何もかも変わってしまった状況が
わかるのが衰えてしまった組を守る若頭です。
若頭って1999年から2005年の
ヤクザとしての人権があった頃
すごく真面目で組長に命かけている
かっこいい印象でした。
しかし2019年にはヤクザに人権が
なくなった時代を生き抜くために
薬物の売人になっていたんですよ。
「綺麗事だけでは飯は食ってけないんだよ」
の一言が胸にグサーーーと刺さりました。
確かにそのとおりなんですよ。
若頭は組の存続のために己を裏切って
売人になったんですよね。
山本にまさか薬物をやってないだろうなって
言われた時に瞬時に反論していましたよね。
「そこまで落ちぶれてない」
でも結局、薬物づけになっていたところで
私の涙腺は崩壊です。
2019年はヤクザにとってはそれほど
辛い時代になっていたという事ですね。
人権がないってひどくない?
ヤクザがやらかしていた事を考えると
自業自得という人も多いと思います。
でも一人の人間として更生する道が
用意されてもバチは当たらないのじゃないかと
思ってしまうんですよね。
若頭にしても組を守るために
自分の意思とは真逆の事をするしか
なかったのかと思うと苦しいです。
いつも物静かに冷静でいた若頭だけに
このシーンは本当に泣けてしかたなかったです。
このあと、山本は組みを抜けて
ヤクザから足を洗いました。
しかも由香との間の娘とも暮らせる事になり
初めて自分の本当の家族を持つことが
できたんですよね。
この映画で一番素敵なシーンだと
思うんですけど、食卓のシーンです。
由香はどこかきゃっきゃっしているように
幸せそうだし、娘も山本の事は好感を
持っているように見えました。
そして山本がご飯を一口食べて
「うまい」っていうところ、
もうボロ泣きです!!
あんなに優しい笑顔はこの映画の中で
ここのシーンだけです。
山本のあんな表情がみれるなんて
山本の人生の中で一番幸福な瞬間
だったんだろうなあ。
永遠にこのシーンが続くのを祈りながら
みていました。
でもヤクザだった過去から簡単には
逃れることはできなかったんです。
最愛の由香との別れのシーンが
胸が苦しいほどに泣けます。
2019年はSNSに気軽に投稿できる
時代になっているからこその出来事です。
職場の若者が大事になるとは思わなかったと
言っていたように、元ヤクザの知り合いが
職場にいるくらいの感覚でSNSに
投稿したんだろうと。
でもそれで幸せだった生活が崩壊しました。
由香が土下座してもう帰ってこないでくださいと
懇願されるところ、きついなあ・・・。
誰よりも守りたかった人から決別を
お願いされたんだからね。
由香も辛かっただろうなと思うと
本当に涙無くしては見れないシーンでした。
自分の好きな人が原因で自分の子供に
影響があったら私も同じ事をするかもなと
思いました。
ただ、愛する人と一緒にいたいだけなのに。
山本の中では自分のせいで愛する人を
傷つけてしまったという自責の念に
襲われていただろうと思います。
1999年の高揚としたギラギラしていた
山本が14年でこんなに衰退してしまうなんて
みているだけで辛いところです。
泣けるシーンは数多くあるので
これだけに絞るのは大変でしたが
何と言ってもラストシーンはボロ泣きです。
山本が死んだ海で翼が花をたむけ
タバコを備えているところに
山本の娘が現れます。
父親がどんな人だったかと聞かれて
翼が泣きそうなそれでいて嬉しいような
そんな表情をしました。
1999年以降は翼が山本の思いや
未来を担っているんだなと思うと
言葉にならない熱い思いが溢れて
涙がずっとエンドロールまで止まらなかったです。
ある意味、ここは名シーンだなって。
このラストシーンがなかったら
やり切れないだけだなって思いました。
泣けるシーンはそれぞれが感じるところで
多少違ってくるかもしれませんが山本を
思うとやはり家族との別れが一番辛かったなと
思います。
泣けるシーンとかぶるところはありますが
とっても印象的なシーンや気持ちが高揚する
映画としての楽しかったシーンも思い返して
みたいと思います。
とにかく映画って楽しい!!って
感じたシーンがあって何度もリピしたい
くらいです。
印象に残ったシーンを4つ
ご紹介します。
- 組長が初登場したシーン
- タイトルバック
- 14年ぶりの翼との再会
- まさかの結末
山本たちが不良をしている1999年の
最初の方で愛子の店で山本と組長が
初めて顔を合わすシーンです。
柴咲組長の威風堂々として一際
光っている燻銀の様な風態。
颯爽と登場してきた瞬間、息を飲みました。
かっこいい・・・
って思ったんですよね。
いやあ、舘ひろしを組長に抜擢した
監督の意図がここですぐにわかりましたよね。
2019年にむけて組長は衰退していく
ばかりで見ていられない感じですが、
このシーンがあったからこそなんですね。
ここは本当に印象にめちゃくちゃ残りました。
舘ひろしは70歳という事だけど
こんなにかっこいい70歳いるんでしょうかw
若い頃からあまり変わらない
印象があるんですよね。
[blogcard url=”https://m-view.jp/tachihiroshi-wakaikoro/”]
そして私が2回立て続けに見にいったのは
盃をかわすシーンがこの映画の一番
かっこいいところと思ったからです。
柴咲組に入り盃をかわすところから
タイトルバックへとつながるところで
体が震えました!
山本が柴咲組の家族になるシーンです。
盃をかわす儀の事を、正式名称では
「親子血縁盃の儀」というそうです。
元ヤクザの沖田 臥竜が監修をして
リアリティを追求したという事です。
この儀の映像とともにタイトルバックが
流れたのが時代を感じつつもスタイリッシュと
いう感じでそこに音楽が高揚感を盛り上げて
テンションが爆あがりしました!
山本の視線のアップとともに
この映画が始まったんだなって
思うこれから起こることへの
期待が膨らんだシーンでした。
クレジットも縦書きに流れるんですよね。
フォントもちょっとガタ付きのある
物が使用されていて時代を感じさせている
のと日本映画とヤクザというテーマを
ここで見せつけられた感じがしたんです。
昭和の東映映画の様な雰囲気。
だけどタイトルには「ヤクザと家族」
とスタイリッシュなフォントで
おまけに赤で筆記体が使われています。
このタイトルだけで20年間のクロニクルを
感じさせる物があったと思います。
意図があってるかわからないけど
私にはそう届きました。
この儀のタイトルバックを見るために
3回目も見に行きたいなと思っているんです。
ヤクザが排除されていく現代で
切ないシーンが続く中、唯一、
未来を感じさせる存在が翼です。
山本が全盛期の頃、翼はまだ小学生で
山本に憧れる子供でした。
山本が刑務所から出所して愛子の店に
やってきた時に翼と再会します。
多分山本の中では小学生のあの翼で
記憶が止まっているので一瞬、翼と気づくまでに
時間が止まった様に見えました。
翼と気づいた瞬間の山本の表情が何とも
印象深いです。
金髪でちょっと悪やってんだろうなって
いう感じが漂っていて、山本の全盛期の様な
若さと情熱がオーラから発せられている。
きっと山本は心底驚いていたと思う。
だけど山本に憧れていた翼の眼差しは
子供の頃の純粋な目で変わっていないと
さえ思えました。
ここを境にもう山本たちの時代は終わった
という線引きにも感じました。
山本にとっては愛子も翼も家族みたいな
ものですし、懐かしさと眩しさと喜びと
何とも言えない表情なんです。
綾野剛の演技力のすごさですよねこれ。
いやあ一瞬なのにこんなに印象にのこる
シーンになるなんてすごい映画です。
予想だにしていなかったラストシーン
がやっぱりこの映画の一番の印象に残った
ところじゃないでしょうか。
結末は、市原隼人がだいぶ持って行った
感はありますが、そこで終わりだったら
ただ切ない悲しい映画で終わっていたと
思うんです。
ところがその後、本当のラストシーンで
翼と山本の娘が山本について話すという
ところがあったんですよね。
そこの翼の表情を見ていたら、
全てはここにつながっていたんだって
思えたんです。
次の新しい時代を生きていく二人には
未来しか見えなかったのが救いです。
そう、時代は受け継がれていくもので
新たに造っていくものだから。
翼の表情が晴れやかに見えたのも
気のせいではないような気がしました。
ここでずっと流れていた涙が再び
溢れてきたのはいうまでもないですね!
映画を見て泣けるシーンと印象深いシーンを
まとめてみましたが、他にもそんなシーンは
たくさんありますよね。
せっかくなのでちょっとキャストや監督
などについても語っておきます〜!
映像、音楽、脚本がいいとかもちろん
何ですけど、何と言ってもキャストが
本気です!!
もしやすると1999年にこの俳優たちは
この世界に本当に生きていたんじゃないかと
思えるほどです。
主演の綾野剛無くしてはなり得ないというのは
まずは置いておいて、脇を固めている人も
全員いいんですよひたすらに。
意外だったのが磯村勇人です。
期待をしていなかったからというのも
あるんですが、後半からしか出演していない
物の全てを背負った役所だったからです。
そしてその姿に感動をさせられたからです。
磯村勇人無くしてもこの映画は
なり得なかったとも言えると思いました。
「ケン兄(山本)や柴咲組の親分が築いた歴史を背負った上で、これが自分の生きる道なんだという真っ直ぐな信念を持って演じたいと思いました」
引用元:Twitter
いや、ほんとその通りその信念は
しっかり届きました!!
出演者誰一人かける事なく本当に
良かったので俳優ってすごいなって
改めて思いました。
藤井監督映画っていつだってキャストが
素晴らしいんですよね。
今回の映画の大目玉というか(陳腐な言い方ごめんなさい)
なのが舘ひろしですよね。
舘ひろしは正直、あぶない刑事のイメージが
強すぎて組長だなんてどうかなって思って
いたんですが、舘ひろしも70歳だったんですね。
[blogcard url=”https://m-view.jp/tachihiroshi-wakaikoro/”]
兎にも角にも登場シーンの威厳のある
組長としての威圧感とカッコよさが
一際光っていました。
そして時代とともに衰退していく中で
声や話し方や姿勢まで変わっていたんですよね。
か細い声になり弱々しくて
背中まで丸まってまるで小さくなった
様に見えました。
だからこそ最初の登場シーンからの
癌で亡くなるまでの差がすごくて
すごいなって思いました。
それに山本に「偉く頑張ったらしいな」て
言えるのって舘ひろしだからだなって
感じました。
藤井監督たっての希望で舘ひろしが
組長になったんだけど映画の中に
重みが出た様な気がします。
石原軍団の舘ひろし、あぶ刑事の
舘ひろしではなく、藤井組のチームの
舘ひろしとしてみれました。
この人については一言触れておかなくては
ならないなというのが主演の綾野剛ですね。
綾野剛無くしてこの映画はなり得なかった
と監督も言っているし、この映画を見れば
誰しもがそう思ったと思います。
19歳から39歳までを演じた訳です。
普段の綾野剛からは2005年のヤクザ全盛期の
若くて血気に溢れている印象ですが、
39際の頃には同じ人物とは思えないほどでした。
目がいいんですよね
親子の盃をかわす時のギラついた目、
家族とご飯を食べて微笑む目、
翼を守るとする時の最後の決意の目、
市原に刺されて愛おしそうに抱きしめる時の目。
目だけで全てが伝わってくる様でした。
しかも裸体までバッチリ登場しましたしw
引き締まった体に彫り物。
完璧に山本になりきっていますよね。
藤井監督が綾野剛を努力家と称賛しているのも
とてもいいです。
これ他の人想定できないですね。
親子の盃をかわす時のギラついた目、
家族とご飯を食べて微笑む目、
翼を守るとする時の最後の決意の目、
市原に刺されて愛おしそうに抱きしめる時の目。
目だけで全てが伝わってくる様でした。
しかも裸体までバッチリ登場しましたしw
引き締まった体に彫り物。
完璧に山本になりきっていますよね。
藤井監督が綾野剛を努力家と称賛しているのも
とてもいいです。
これ他の人想定できないですね。
こうした綾野のアプローチに 藤井監督 は「天才肌に見えるけどめちゃくちゃアスリートですごい努力家」と賛辞を惜しまない。
引用元:Twitter
柴咲組の若頭という目立つ役なんですけど
いつも静なんです。
真面目でひたすらに組長を慕っている
存在なんですよ。
それが山本が現れてからどんどん静に
なっていくんです。
山本に負けず劣らず組長への家族愛は
大きかったと思います。
ちょっと山本に嫉妬もしていました。
組の存続のために売人になってしまうとか
自分も薬をやってしまうところとか。
派手さはなくても山本と同じ様に時代に
取り残されてしまった人というのが
ひしひしと伝わります。
脇役だけどいつもそこにいる存在なんです。
藤井監督の新聞記者でも編集長として
出演をしています。
[blogcard url=”https://m-view.jp/shinbunkisha-last/”]
目立たないけどこういう人がいてこそ
映画が引き締まるというかそんな存在なんですよね。
他のドラマをみてもいつもそっとそこに
いるんですよ。
でも忘れられないんです。
薬漬けになってしまうところは
涙無くしては見れなかったですよね。
そこまで落ちぶれていないと言いながら
辛さから逃避したかったんだろうなと。
キャストでは無いけど今村圭佑撮影監督に
ついても語っておきますね。
藤井監督の映画ではいつも美しさと
人物の描写が際立っているなと思って
いたんですが、新聞記者も今村圭佑が
撮影を担当していたんです。
ヤクザと家族に関しては映像の美しさも
すごいのだけど、前半の疾走感あふれる
撮影がめちゃくちゃスタイリッシュだなって
思っていたんです。
このバイクのシーンもここから空の美しさを
捉えながらどんどん疾走していくんです。
どうやって撮影してるんだろうって
考えてしまうくらいかっこいいんです。
ちょっと画面が揺れた様なざらつきが
あったりとか、映像で扉が閉まったなとか
車が衝突したなとかを体感してしまう感じです。
場面変換も新しさを感じています。
何と言ってもかっこいいんです。
綾野剛が窓から逃げ込んでくるところだけでも
スピード感と臨場感がすごい。
私はバイクで走っているところの
空の美しさと真白の雲と工場の煙の
シーンをみただけで感動をしてしまいました。
とにかくかっこい!
ときめく!
心が踊る!
そう感じてみてみたら、今村圭佑は藤井監督とは
大学の時からの知り合いで藤井組として数々の
映画制作に参加していました。
新聞記者でも撮影を担当していました。
実は、米津玄師のLemonのMVの撮影も
担当しています。
藤井監督の映画には欠かせない
そんな感じです。
何と言っても藤井監督ですよね。
新聞記者でアカデミー賞を総なめして
知った人も多いのでは無いでしょうか。
若い監督でとてもスタイリッシュな
映像をつくる印象があります。
私はたまたまテレビドラマで惹かれて
監督は誰なのか調べて藤井監督を知りました。
それからめちゃファンですww
若い監督でとてもスタイリッシュな
映像をつくる印象があります。
私はたまたまテレビドラマで惹かれて
監督は誰なのか調べて藤井監督を知りました。
それからめちゃファンですwww
前回の新聞記者では政治の闇に迫った
挑戦的な映画でした。
今回は現代では無い時代も描いていますが
やっぱり全体的に新しさとかスタイリッシュさとか
を感じます。
何よりも登場人物がとても魅力的に
描かれているのが印象的です。
どの映画でも藤井監督の人物描写が
とても好きです。
その背景にはいつも美しい景色が
広がっていて今村圭佑とのタッグは
最強だなって思います。
例えば現場で「こういうのはどうかな」という
意見がでれば、否定をせず撮っておくという
スタイルなんです。
若い監督の感性かなって思うんです。
決して固執せず最良のものを生み出すという
スタイルに共感を得ます。
だからこそ、新しいものが生まれて
感動的な映画が出来上がるのかなと
思いました。
映画って洋画しかあまりみてこなかったけど
日本映画ってめっちゃカッコ良くていいなって
思いました。
[blogcard url=”https://m-view.jp/shinbunkisha-last/”]
- ヤクザと家族は、とにかく泣ける映画
- み終わった後も、パンフレットを読んでるだけでも泣けてくる
- 時代の流れが人権に関わってくる事なのがわかる
- 綾野剛も舘ひろしも良かったが磯村勇人がめちゃ良かった
- 絶対にみた方がいい映画だし2021年最強だと思う
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