大河ドラマ「いだてん」の古今亭志ん生の息子はあの人だった!

明治から昭和

2019年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の
進行役として、五代目古今亭志ん生が、
高座でオリンピックの噺をするという設定で
ドラマのストーリーが進行しています。

ビートたけしが、この古今亭志ん生を、
森山未來が古今亭志ん生の若い頃を、
演じています。

実際の古今亭志ん生って
一体どんな人物なのでしょうか。

息子も有名なあの人だった!

古今亭志ん生がどんな人物だったのか、
有名な息子たちについてまとめました。

目次

いだてんに出てくる古今亭志ん生って一体どんな人物なの?

噺家、古今亭志ん生がどんな人なのか
ドラマの進行役でビートたけしが演じています。

若い頃の志ん生を森山未來が演じて
演技のうまさが評判を呼んでいますね。

志ん生プロフィール

    古今亭志ん生引用元:朝日新聞社

  • 誕生:1980年(明治23年)
  • 没年:1973年(昭和48年)9月21日
  • 本名:美濃部 孝蔵(みのべ こうぞう)
  • 出身:東京市神田区神田亀住町
    (現・東京都千代田区外神田)
  • 結婚:1922年(大正11年)11月、清水りんと結婚
  • 所属:落語協会
  • 出囃子:一丁入り
  • 師匠:三遊亭圓盛 / 2代目三遊亭小圓朝 / 4代目古今亭志ん生
    / 3代目小金井芦州 / 初代柳家三語楼
  • 受賞:芸術祭賞(1956年)
    紫綬褒章(1964年)
    勲四等瑞宝章(1967年)

生家は菅原道真の子孫を称する徳川直参旗本。

子供の頃から父に連れられて、
寄席で売られるお菓子目当てに寄席通いをしていた。

1904年(明治37年)には北稲荷町から
浅草区浅草新畑町(現在の台東区浅草1丁目)
に移転し、ここが本籍となる。

引用元:youtube

相関図

志ん生と清水りんさん夫妻の子供たちが、
長男、次男、長女、次女の4人。

長男の馬生の娘が、女優の
池上志乃
です。

ご主人が俳優の中尾彬です。

大河ドラマいだてんの古今亭志ん生の息子はあの人だった!その娘が池波志乃
[center]引用元:ザ・テレビジョン[/center]

これは知っている人も多いですよね。

おしどり夫婦で有名です。

相関図引用元:asahi.com

 

志ん生の妻

おかみさんが、清水りんです。

結婚した翌年から、志ん生の遊びが
激しくなって、貧乏生活を余儀なくされました。

内職をして、りんは、家計を助けていました。

そんな苦しい生活が10年以上続いたと言います。

食べ物を買うお金がないので、原っぱで
かえるを捕まえて、タンポポを採ってきて
子供たちに食べさせていたというから驚きすぎです!

りんは、どんなに辛くても涙を見せたことがなかったといいます。

そんなりんが、突然、声を詰まらせて涙声になったとき、
志ん生が「よせよ、泣いたりすんの」と言った声が
テープに残っている
そうなんですよ。

なに、この昭和感!

高座でかける噺のおかみさんは、
すべて、りんがモデルだったんですね。

落語の中でしか、おかみさんへ
「ありがとう」といえなかったのです。

照れ?

昭和感がすごすぎるー!

内助の功という時代なので、あまり
写真などは残っていないようですが、
こちらはご夫婦でのツーショット!

とても貴重ですね。

なんだかとても志ん生が穏やかで
いい顔してます!!

志ん生、りん引用元:asahi.com

志ん生の酒すき

よく、三道楽といいまして、
「飲む、打つ、買う」と言いますが、
志ん生は、それを地で行く人でした。

実際、志ん生の酒好きは、とても有名だったようです。

高座に上がるときも、酒を飲んで上がり、
酔っ払って途中で寝てしまったこともあるんですってw

起こそうとした関係者に、客が
「気持ちよさそうに寝てるんだから、ゆっくり寝かしておいてやりなよ~」
と言って笑っていました。

なんて、愛されている噺家さんだったのでしょう。

今の時代なら、すぐにクレームで、
公開処刑もんですよね(^^;)
時代だな~

なんか粋なエピソードだなあ。

こんな平和な世界が今現在も残っていれば
息苦しい社会から解放されるだろうなあ・・・。

志ん生が亡くなる前日にも、
水で薄めて混ぜていた酒を飲んで、
「酒はやっぱりうまいよなぁ」と言って
寝てしまったそうです。

この若い頃の志ん生を、「いだてん」ドラマの中では
森山未来が生き生きと演じていますね。

女性関係もよくあったそうで、
おかみさんもそれを知っていて、
それでも黙って志ん生を支えてきたというから、
噺家のおかみさんって、別次元の女性のようですね。

どんな心もちで、暮らしていたんだろう。

三道楽の結末は、貧乏生活が待っているということで、
おかみさんが、内職をして何とかやりくりを
していたのです。

なぜ、おかみさんは家を出ることなく支え続けたのか、
志ん生の芸の魅力を感じていたんでしょう。

そのうち、噺家として大成すると信じていたんでしょう。

実際、志ん生は、「落語の神様」と言われるまでに
大成しました。

なんとドラマチックなんだろう。
女性って、芯が強いんだなあ。

古今亭志ん生の子供たちも有名な噺家なの?

志ん生の子供たちは今でも落語ファンの中では
有名で人気の高い噺家
なのです。

息子たちも有名人だったんですね。

志ん生の長男

10代目 金原亭馬生(きんげんてい ばしょう)

  • 本名:美濃部 清(みのべ きよし)
  • 生年月日:1928年(昭和3年)1月5日
  • 没年:1982年9月13日(54歳)
  • 出身地:東京都豊多摩郡和田堀町方南
  • 師匠:5代目古今亭志ん生(実際の父)
  • 出囃子:鞍馬、一丁入り
  • 所属:落語協会
  • 受賞:芸術選奨新人賞(1969年)

    文化庁芸術祭優秀賞(1973年)

  • 役職:落語協会副会長(1978年 – 1982年)

個人的に、10代目馬生が好きなんですよね。

噺す雰囲気がなんとも好きなんです。

ユーチューブで見てから好きになったんです。

「笠碁」は枯れてからの高座が味わいがあって
何ともいえないおかしみが広がるなあと感じました。

今聴いてもつい笑ってしまうw

志ん生の次男

古今亭 志ん朝(ここんてい しんちょう)

  • 本名:美濃部 強次(みのべ きょうじ)
  • 生年月日:1938年3月10日
  • 没年月日:2001年10月1日(63歳没)
  • 出身地:日本の旗 日本・東京都文京区
  • 師匠:5代目 古今亭 志ん生
  • 出囃子:老松
  • 所属:落語協会→落語三遊協会→落語協会
  • 受賞:芸術選奨文部科学大臣賞(2001年)

現世の噺家さんは、志ん朝の生前の落語を
知っている、一緒に落語会に出演したという
人もまだまだいるほど、近いところでの
超売れっ子の噺家さんでした。

テレビやCMなどにもよく出演されていたようで、
この間、近所を歩いていたら、酒屋さんのガラス扉に
志ん朝さんのお酒のポスターが貼られていたんです。

時代を感じさせるポスターが、
実在の人だったんだと思ってしまいますね。

新聞引用元:日刊スポーツ

志ん生の長女

「いだてん」ドラマ中では、
小泉今日子さんが演じるのが、
志ん生の長女です。

美濃部美津子さん

美津子さん引用元:ラジオデイズ

1924年、東京都生まれ。
1954年、ニッポン放送で勤務。
志ん生のマネージャーとしても活躍されていました。

著書:「三人噺―志ん生・馬生・志ん朝」「おしまいの噺」

大河ドラマ「いだてん」の古今亭志ん生や息子たちについてのまとめ

明治から昭和にかけて、芸一筋で生きてきた
「落語の神様」と言われるほどの愛される噺家。

飲む、打つ、買うの三道楽を落語の登場人物のように
生きた志ん生は、落語意外は何も出来ない人と、
おかみさんであるりんさん、長女でマネージャーをしていた。

美津子さん、お客さんに支えられて、激しくもドラマチックな
生涯を送った噺家さんです。

志ん生の若い頃を演じている森山未來の演技が
落語ファンからも絶賛されている。

息子は噺家で超売れっ子の古今亭志ん朝と
金原亭馬生である。

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