ポイントは6つ!甲子園高校野球の春と夏の大会の違いをわかりやすくまとめてみた

高校野球

高校球児たちが熱く燃える高校野球。

その情熱に見ているこちらも熱く燃えます。

高校野球って、そういえば、春と夏の大会があるけど、
違いってなんだろう?

目次

高校野球春と夏の大会の違いって何?

私が勝手にいただいていた印象は、
春は小規模で、夏は大規模なイメージでした。

決定的な違いというと、
春は、選考委員会によって選出されます。

夏は、トーナメント方式で各都道府県の大会で
勝ち抜いてきた高校が出場できるというところでしょう。

夏のほうが過酷な気がします・・・(^^;)

何が違うのか具体的に6つの違いをご紹介します。

夏の6つの違いを比較

 1.名称2.選び方3.主催者4.日数5.組み合わせ6.出場校数
春の大会選抜高等学校野球大会選考委員会が決定毎日新聞社12日間抽選トーナメント制32校
夏の大会全国高校野球選手権大会各都道府県予選優勝校朝日新聞社15日間都度組み合わせ決定49~56校

春の大会の特徴

  1. 名称:選抜高等学校野球大会
  2. 選び方:選考委員会が決定する。
  3. 主催者:毎日新聞社
  4. 日数:12日間
  5. 組み合わせ:抽選トーナメント制
  6. 出場校数:32校

1.名称

「選抜高等学校野球大会」
世間的には、いろいろな呼び方がありますね。

私は「春の甲子園」と言っていました。

他にも、「春のセンバツ」「春の高校野球」「春の大会」など等。

正式名称で呼んでいる人を見たことはないのですが・・・(笑)

ちょっとだけ難しい名前がついていました(^^)

2.選び方

選考委員会が選んでいたんですね。

運営委員会で選出された選考委員が、
出場校選考基準にもとづいて厳正、
公平に会議を開いて出場校を選出します。

最終的に、選出した学校の承諾を得て決定という流れです。

決定した32校は、毎日新聞紙上にて発表されます。

[box class=”box23″]選考委員会って何?
主催の日本高等学校野球連盟と毎日新聞社が
選抜高校野球大会運営委員会を決定します。
その委員会が、選抜高校野球出場校選考委員会を決定して、
人選するという流れで、選考委員会が選ばれます。[/box]

[center]
委員会の決定流れ[/center]

人選の人選の人選なんですね(驚)

3.主催者

毎日新聞社と、日本高等学校野球連盟が主催者です。

後援として、朝日新聞社がつきます。

朝日新聞では、バーチャル高校野球という配信を
していて、過去最多の700試合をライブ中継するという事です!

甲子園へ直接いけない人は、要チェックです!

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4.日数

12日間をかけて優勝校を決めます。

ちなみに、2019年の「春の選抜高等学校野球大会」の
開催日が決定しましたね!

2019年3月23日(土)から12日間(1日休み含む)
甲子園で熱い戦いが始まります。

予選から開幕までのスケジュール
1月25日(金)9時~ センバツ選考委員会
1月25日(金)15時~ 出場32校決定
3月15日(金)抽選会
3月23日(土)試合開幕(12日間)

5.組み合わせ

組み合わせは、選考委員会が決定をします。

抽選は一回のみ行われて、対戦相手が
全日程決まります。

6.出場校数

出場できるのは32校です。
内訳は、下記の通りとなります。

■ 一般枠:28校
■ 21世紀枠:3校
■ 明治神宮大会枠:1校

春には、一般枠のほかに特別な枠が3つあります。

1. 21世紀枠
2. 明治神宮大会枠
3. 東北絆枠

■ 21世紀枠
21世紀枠として、推薦高校が9校が決定される。
ここからその後、選考委員会で選ばれた
3校が出場できる事になる。

[box class=”box23″]21世紀枠とは?
恵まれない環境、他校や地域に良い影響を与えているなどの理由で認められた高校が3校選出される。[/box]

2019年は、1月25日(金)に21世紀枠の3校が
下記の9校から決定されます。

2019年の21世紀枠推薦校9校決定

  • 【北海道】釧路湖陵
  • 【東北】古川
  • 【関東】石岡一
  • 【北信越】金津
  • 【東海】清水桜が丘
  • 【近畿】八尾
  • 【中国】平田
  • 【四国】富岡西
  • 【九州】熊本西

[box class=”box29″ title=”21世紀枠の出場校選考基準 “](1) 大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
(2) 日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
(3) 校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
(4) 技能についてはその年度全国高等学校野球選手権大会終了後より11月30日までの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
(5) 本大会はあくまで予選をもたないことを特色する。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。 [/box]

[center]引用元:日本高等学校野球連盟[/center]

■ 明治神宮大会枠

2003年から新たに設けられた枠で、
11月に行われる大会で優勝校が所属する地域に
出場枠が1つ与えられる。

■ 東北絆枠
2012年から新たに設けられた枠。

東日本大震災からの復興を勧める東北勢を
支援するという意味合いで儲けられました。

東北地区から一般選考で出場する2校を除いて、
同地区の一般選考候補校から1校が選出される。

春の大会は、人情的な選出方法を行っているように
感じますね(^^)

[center]2018年優勝大阪桐蔭高校[/center]

[center]引用元:毎日新聞(2018年優勝校:大阪桐蔭高校)[/center]

ちなみに2018年に優勝校は、
4年連続10回目出場の大阪桐蔭高校(大阪)が、
智弁和歌山(和歌山)を5-2で破って、
2年連続3回目の優勝となりました。

選抜高校野球の大会連覇は1981、82年の
PL学園以来史上3校目です。

また大阪勢の優勝は都道府県別で単独最多11回目となりました。

大阪強い!!

夏の大会の特徴

各都道府県で勝ち抜いてきた優勝校が、出場できる。

一度負けたら、そこで終わりという、
失敗が許されない状況で、戦いぬいてくる
強豪校が甲子園にやってきます!

見ているこちらも、熱が入るのも無理はないですね。

  1. 名称:全国高校野球選手権大会
  2. 選び方:各都道府県予選優勝校
  3. 主催者:朝日新聞社
  4. 日数:15日間
  5. 組み合わせ:都度組み合わせ決定のトーナメント制
  6. 出場校数:49~56校

1.名称

全国高校野球選手権大会

選手権という名称がついている事でもわかりますが、
戦うという意味が含まれています。

春とは違い、夏は勝ち上がってきたものが
出場できるという意味の名称なんですね。

選び方

各都道府県で試合をして、予選に勝ち残った高校が
出場権を得ます。

各都道府県に1校のみ。
ただし、東京都北海道は2校ずつとなります。

3.主催者

朝日新聞社が主催者となります。

後援には、毎日新聞社、
特別協力に阪神甲子園球場です。

1915年に始まった夏の高校野球の主催を
始めたのが朝日新聞社でした。

これが当時大変人気が出て、新聞の売り上げも
大幅にアップしたということです。

ここで毎日新聞社も、売り上げアップの為、
1924年に春の高校野球を開催し始めたため、
主催者が春と夏では違うのですね。

朝日新聞のウエブでは、全試合をライブで
観ることができます。

現地へ行けない人には、うれしいライブ配信ですね。

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4.日数

15日間、暑い夏を戦いぬきます。

2019年は101回大会となり、8月7日(日)開幕が
決定しています。

予選大会の日程が決定次第、まとめて追記しますね。

球児たちは熱い夏にむけて、練習を頑張っている
ところでしょう(^^)

がんばれー!

[box class=”box29″ title=”休養日について”]2019年からは、日本高野連が休養日を、これまで1日だったのを2日に増やす事を検討しているということです。

猛暑の中で動き回る心身ともにすり減らして頑張る球児たちの体の負担を減らすのが目的ということ。

準々決勝の翌日と、準決勝の翌日に休養日を設定する事が濃厚のよう。
[/box]

5.組み合わせ

都度組み合わせ決定のトーナメント制

都道府県ごとで予選を戦い、勝ち残った高校が
各1校ずつ選出されます。

たった一度の戦いで、命運が分かれるという
過酷でありながらも、心が震えるほど熱くなる
大会です。

3回戦までの組み合わせが決定されて、
準々決勝と準決勝の試合は、その都度の
組み合わせを抽選決定するというのが、特徴です。

組み合わせは、各試合、勝ったほうの学校が
抽選をして次の試合相手が決まるという、
相手校がその日でないとわからないという
これまた、過酷な条件ですね。

6.出場校数

49~56校が出場できます。

各都道府県に1校進出ですが、
通常は、東京と北海道は、2校ずつとなるので
49校が出場することになります。

2018年の100回大会は、特別に56校でした。

夏の甲子園大会での過去最多の出場校数は
第80回、90回記念大会の55校。

竹中雅彦事務局長は、
「第100回は記念大会中の記念大会は、
より多くの球児に甲子園の土を踏んでほしい」
ということで56校に決まったそうです。

せっかくなので2018年優勝校もご紹介します。

大阪桐蔭が東北勢初優勝を目指した
金足農を13-2で破り、史上初となる
2度目の春夏連覇となりました。

大阪やっぱり強い!

[center]大阪桐蔭高校2連覇[/center]

[center]引用元:朝日新聞(2018年夏優勝校ー大阪桐蔭高校2連覇)[/center]

まとめ

[list class=”list-raw”]
名称が違う

    • 春:選抜高等学校野球大会
    • 夏:全国高校野球選手権大会

[/list]

[list class=”list-raw”]
出場校の選考方法が大きく違う

    • 春:選考委員が選出する
    • 夏:各都道府県で優勝してきた1校が出場する

[/list]

[list class=”list-raw”]
出場校数が違う

    • 春:32校
    • 夏:56校

[/list]

[list class=”list-raw”]
日数が違う

    • 春:12日間
    • 夏:15日間

[/list]

[list class=”list-raw”]
主催者が違う

    • 春:毎日新聞社
    • 夏:朝日新聞社

[/list]

[list class=”list-raw”]
組み合わせの決定方法が違う

    • 春:選考委員会で決定される
    • 夏:都道府県予選で勝ち残った学校が出場

[/list]

春と夏の違いって、改めてみてみると
大きく違うんですね。

まずは春の選抜高校野球が楽しみですね。

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